施工例:中庭のある暮らし
建築家の自邸
場所:東京都世田谷区 用途:事務所併用住宅 構造規模:木造2階建て 延床面積:49.18坪
お施主さんとの出会いは?
自宅です。
お施主さんの「ご要望」
夫婦のそれぞれの仕事スペースと居住スペースは、お互いの気配が感じられつつもはっきりと分かれるように配置して欲しい。
居住スペースでは外部からのプライバシー確保が最重要で、中庭を中心とした光と風と緑を伸び伸びと楽しめる空間を希望。
また、将来親と同居となった場合にも簡単な改装で対応できるように。
プランニングする上で、「制約・条件」となった事(敷地条件、予算など)
南側・西側の隣家が接近しているうえに大きな開口部があり。2人とも車を仕事で使用するため、2台分の駐車スペースは並列でなくてはならない。
条件・制約をクリアするために考えた、「工夫・アイディア」
2台並列の駐車スペースの奥に中庭を設け、それをはさむように1階南・北側はそれぞれの仕事場としました。(写真※1)
居住空間である2階では西側のルーフバルコニー・中庭部分外側はガラリの木製フェンスで囲い込み(写真※2)、また全ての窓の位置と高さを工夫し、隣地からの視線を完全に遮れました。
設計ポイント
目隠しルーバーフェンスでプライバシーが完全に確保されているため、LDKが中庭部分までも続いているような印象を受けます。中庭のシンボルツリーが緑のカーテンとなり、野鳥がかなり近くで観れたりと、自然を身近に感じることができます。
2階西側部分とルーフバルコニーを繋ぐ回廊の床はグレーチングにしたのでメンテナンスフリー、さらに光と風を通すので下に生えている植物にも影響なし。(写真※2)
ガレージの扉もグレーチングにすることにより、中庭に風を通すだけではなく敷地内が道路から多少見えるので防犯上役立っている。(写真※3)
窓の位置の工夫ではプライバシー確保だけではなく、風通しも考慮したのでクーラー使用は夏中で数日程度。
工務店の選定について
一番付き合いの長い棟梁にお願いしました。
コストコントロールの工夫
現場造作の浴室にしたかったが、ユニットバスに変更。
現場監理について
大黒柱は集成材で考えていたところ、材木屋さんが倉庫に眠らしていた無垢のケヤキを大黒柱にと、差し替えてくれました。
設計後記
居住空間では“食べる”場が最も大切と考え、機能的に一体化したLDKを家の中心に据え、中庭に向けて外への広がりがある住まいを実現しました。(写真※4)
入居後しばらくして外で草むしりをしていたら、通りかかった新築計画中の方から声をかけられ、中へご案内し、最終的にはその方の二世帯住宅とさらにお友達のアパート併用住宅の設計を依頼されました。








